社労士試験を知ろう ~選択式試験~

落ち着いて取り組めば失敗の少ない試験

社会保険労務士試験は、8月の第4日曜日に午前と午後とに分けて2つの試験が行われます。
午前は選択式試験(80分)、午後は択一式試験(210分)となっています。
これらの試験の内容を分析して、対策を立てていくことにしましょう。
まずは、午前に行われる選択式試験の出題について考えてみます。

 

午前の部・選択式試験の内容

1問の文中に( )が5つあり、それを適切な語句で埋める、いわゆる穴埋め問題。
語句は20個の選択肢の中から選ぶようになっています。
全部で8科目が出題され、1科目に付き問題は1問。1問の中に5つの( )がありので、
全部で40個の( )を埋めればよいということになります。
ちなみに配点は( )の1つが1点で40点満点です。

この選択式試験で注目すべきなのは、名目上8科目から出題されることになっているのに、
近年出題がない科目が1つあること。
それは、労働保険料徴収法です。
ほかの科目からはきちんと1科目1問(5つの空欄)が出題されているのに、
なぜかこの科目だけは最近出題されていないのです。
その理由はさておき、出題がないならその分を他の科目の学習に時間を使えばよいわけで、徴
収法から出題がない分はどの科目から多く出題されているかという点が問題となってくるでしょう。
答えは受験者の多くが苦手としている、労働・社会保険に関する一般常識。
一般常識は1科目として考えると1問(5つの空欄)だけの出題となるはずですが、
なぜか労働のジャンルと社会保険のジャンルとに分けてそれぞれ1問ずつ、
合計10個の( )が出題されているのです。

ちなみに合格基準点は各科目3点以上(平成21年の場合は、労働基準法・労働安全衛生法、
労働者災害補償保険法、厚生年金法は2点)と定められていますが、
8科目すべてで3点を取っても、合格とはなりません。
『選択式試験の合計得点は28点以上で合格』と二重に合格基準点が規定されているからです。
全科目を抜かりなく得点するだけではなく、
得意な科目を作って合計得点を伸ばす必要があるのは間違いありませんね。